中国語圏とは?-中国語を話す国々や地域を紹介
中国語圏とは、中国語を話す国と地域を指す言葉です。
この記事では、中国語圏についての基礎知識と中国語圏の国々や地域をご紹介します。
中国語圏とは?-中国語を話す国々や地域を紹介
中国語が話される地域を中国語圏と言います。
「中華圏」や「大中華地区」と呼ばれることもあります。
普通は、漢民族が多く住んでおり、中国語を公用語とする中国、香港、マカオ、台湾などの国々や地域を「中国語圏」と呼びます。
中国語を話す人々が多いシンガポールやマレーシアなどや、中華圏文化が色濃い朝鮮半島を含めることもあります。
中国語圏とは?-中国語圏の国々や地域
「中国語圏」とは、漢民族が多く住んでおり、中国語を公用語とする国々や地域と紹介しましたが、どんな国々や地域なのでしょうか。
主な中国語圏は以下の通りです。
中国語が公用語となっている国々や地域
中国語を話す人々が多い国々
マレーシアなど
中国からの移民やその子孫が中国語を話している国々
タイ、ブルネイ、ミャンマー、フィリピン、インドネシア、ベトナム、米国、カナダなど
中国圏文化が色濃い地域
中国語圏で話される言語
中国語圏と呼ばれる国々や地域でも、実は様々な「中国語」があります。
「中国語」は、「世界の5人に1人は中国語を話す」と言われており、
世界で13億人を超える人々が話している言語です。
また、国連の公用語の1つでもあります。
現在、「中国語圏」で用いられている共通語は「北京語」をルーツとする「普通語」です。
しかし、同じ「中国語」でも多くの「方言」があり、時には意思疎通がとれない場合もあります。
中国語の種類- 話し言葉「方言」
中国語の話し言葉には、大きく分けると7つの「方言」があると言われています。
「北方語」「呉語(上海語・蘇州語)」「粤語(広東語)」「贛語(南昌語)」
実際には、この7つの中でももっと細かくわかれています。
日本人の感覚からすると、方言と言っても標準語を理解していればなんとなくお互いの意思疎通はできると考えてしまいがちですが、中国の方言は単語単位で全くの別言語と考えた方がいいと言われています。
私も普通語を学びましたが、上海に留学時代にタクシーの運転手さんに上海語を話され、理解できずに「普通語で話して」とお願いしたこともあります。
中国語の種類-書き言葉
中国語の書き言葉には、「簡体字」と「繁体字」の2種類があります。
国や地域によって使われる字体が異なります。
翻訳する際には、字体の選択を間違わないように気を付けなければいけません。
「簡体字」
中国本土、シンガポール、マレーシアなどで使われています。
元々の漢字(繁体字)を簡略化した字体が特徴です。
日本語の漢字よりも簡単な字体で、覚えやすいです。
こちらのブログで紹介している「普通語」も簡体字を使っています。
「繁体字」
台湾、香港、マカオなどで使われています。
従来から使用されてきた字体です。
簡体字に比べて圧倒的に画数が多いです。
日本語の漢字よりも画数が多いですが、繁体字を使う人々にとっては美しい伝統的な字の形に誇りを持っている方も多いです。
オンライン中国語の活用でトリリンガルに
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おわりに
この記事では、中国語圏についての基礎知識と中国語圏の国々や地域をご紹介しました。
中国語は世界で13億人を超える人々が話す言語で、中国語圏をはじめとする様々な場所で中国語を目にしたり中国語を用いて意思疎通を図ったりすることができる、魅力的な言語です。
また、中国語は大きく分けて7つの方言や2つの字を持つ言語です。
それらの方言や字体、歴史を調べたり学んだりするのも大変興味深いです。
中国語や中国文化に興味のある方は、ぜひ調べてみてください。