中国語留学 - 中国大陸ではどこに留学するのがおすすめ？
中国語留学を考えたときに気なるのが中国大陸のどの地域に留学するのか。
この記事では、それぞれの地域の特徴をご紹介します。
中国語留学 - 中国大陸ではどこに留学するのがおすすめ？
中国大陸に留学に行きたいという時には、まず中国のどこに留学するのかを検討することとなります。
中国はとても広く、地域によって方言があり、中国語の雰囲気や文化が大きく異なります。
そのため、留学する地域によっては「思っていたのとちがう」ということになってしまう可能性があるため、留学する前にしっかりと調べておくことが大切です。
中国語留学 - 主な留学先
中国語留学は、中国の大学内にある語学学校に通うことが多いです。そのため、留学先は大学のある都市になります。留学先として人気の都市は、以下の通りです。
・中国の首都である「北京」
・中国の近代都市と言われる「上海」
・中国内陸部の都市「四川」
・中国南部の都市「広州」
・最も標準語に近い中国語が話されている「黒竜江省（ハルビン）」
中国語留学 - 各地域で使われている中国語
中国語留学では、どの地域でも標準語を教えてもらえるため、中国語を勉強する際にはどこの地域の大学で学んでも大差はありません。また、どの地域の人もほとんどの人たちが標準語を話すことができるため、生活にも困ることはありません。
しかし、中国大陸はとても広いため、地域により使われている方言が大きく違います。日本の方言がなんとなく通じるのに比べて、中国の方言は言語が違うぐらい大きく異なるため、意思疎通ができない場合もあります。
日常生活で、最も標準語に近い中国語を話していると言われている地域は、黒竜江省（ハルビン）です。北京では、語尾を「r」化し、巻き舌になることが多い方言が話されています。上海では上海語という方言が話されており、日本語に近い短い音が特徴的です。四川では、標準語とは声調が異なる四川語が話されいます。
また、広州では広東語（カントン語）が話されており、香港やマカオ、シンガポール、マレーシアなどでも使われています。
日常生活でも標準語を耳にしたいという人には、黒竜江省（ハルビン）がおすすめです。
中国語留学 - 地域によりどんな違いがあるのか
・中国の首都である「北京」
中国の首都である北京では、国家のイベントなどを身近で見たり感じたりするチャンスがあります。歴史的な建造物や文化が多く、それらを見たり体験したりすることができます。
また、北京大学や清華大学、北京言語大学などの有名校が多くあります。そのようなエリート校で学んだり、校内で大学生と交流したりするチャンスもあります。
歴史的な建造物や文化に興味がある人や、エリート大学で学びたい人に北京はおすすめです。
・中国の近代都市と言われる「上海」
中国の近代都市と言われる上海では、高層ビル群や租界時代の名残を残すヨーロッパ風の建造物を多く見ることができます。様々な国々からの文化も入ってきており、それらを体験することもできます。
また、日系の企業が多く日本人も多いため、日本食レストランや日本食スーパーも多く、日本と同じような生活を送ることができます。日本人留学生向けのインターンシップや就職ガイダンスなども多く開催されています。
近代都市の文化を体験したい人、日本と同じような生活をしたい人には上海はおすすめです。
・中国内陸部の都市「四川」
辛い四川料理やパンダが有名な「四川」は、中国の内陸の都市です。
訛りの強い方言が使われていますが、大学では標準語を学ぶことができます。
北京や上海に比べて日本から少し距離があり、大学も少ないことなどから、日本人留学生の数が少ないです。そのため、他国からの留学生や中国人の学生と交流する機会が多くなります。
日本人の少ない地域で、日本語をなるべく使わずに中国語の能力を伸ばしたい人に、四川はおすすめです。
・中国南部の都市「広州」
広州は中国南部最大の都市です。広東語が話される地域です。大学では標準語でも、日常的には広東語に触れる機会が多くなります。
国際的には広東語も1つの言語として認められており、シンガポールやマレーシアなどで広東語を話す人も多く見られます。中国語と広東語の両方が学べるメリットがあります。ビジネスで中国語を使う際にも、広東語が話せると喜ばれることも多くあります。
また、広東料理は飲茶など日本人に人気のある料理が多いです。
広東語と標準語を学びたい人、飲茶などの中華料理を楽しみたい人には広州がおすすめです。
・最も標準語に近い言語が話されている「黒竜江省（ハルビン）」
黒竜江省（ハルビン）では、日常的に最も標準語に近い中国語が話されています。
標準語を学ぶために、多くの日本人留学生が留学しています。
北部に位置するため、冬は大変寒いですが、きれいな雪景色を見ることができます。
標準語を日常生活でも学びたい人、冬の気候が好きな人には黒竜江省（ハルビン）がおすすめです。
おわりに
この記事では、中国語留学を考えたときに気なる中国大陸内での各地域の中国語や文化などの特徴をご紹介しました。
中国はとても面積の広い国で、地域によって方言や文化が大きく異なるため、ぜひご自分にあった地域を見つけて留学させるといいと思います。
