中国語の発音- ピンインと声調(第三声と変調,軽声) について
中国語は発音がとても大切な言語です。
この記事では、中国語のピンインと声調についてご紹介します。
中国語の発音- ピンインと声調(第三声と変調,軽声) について
中国語は繁体字や簡体字と呼ばれる漢字で表されるため、日本語に似ているように思いますが、発音は日本語とは大きく異なります。漢字をみただけでは、どのように発音するかわかりません。そこで、漢字の読み方を「ピンイン」という文字を使い表しています。ピンインは、ラテン文字を参考に作られており、世界中の人たちが読みやすいようになっています。
また、ピンインだけでなく、漢字をどの高さで読むかも重要になってきます。その高さを表したのが、声調です。
中国語の発音- ピンインについて
「ピンイン」とは、中国語の発音表記です。漢字をどのように読むか表記しており、ルールを覚えてしまうと、とても便利です。
例えば、日本語の「こんにちは」は中国語では"你好"と書き、ピンインでは”nǐ haǒ”と表記されます。ni は「二」と読み、haoは「ハオ」です。
基本的にローマ字表記と同じです。日本語では、漢字の読み方をひらがなやカタカナで表すのが、中国語ではピンインで表すのですね。
中国人もピンインを使います。漢字が思い出せないときは、ピンインで書いたりすることもあります。ピンインは約400通りありますが、すべて覚える必要はありません。
70%はローマ字読みで読めますので、そのほかの30%を学んでいけば大丈夫です。
ピンインを学ぶ際におすすめの教材は、『新ゼロからスタート中国語 発音編』です。
中国語の発音とピンインを、わかりやすくグループ分けして解説されています。
また、付属のCDもあるため、音を聞きながら発音とピンインを学んでいくことができます。中国語はまずは発音とピンインが大切なため、この1冊を使って学ばれることをおすすめします。私たちが中国語を大学で学んだ際は、2~3か月は発音やピンインについて集中的に学びました。それぐらい大切ですので、ぜひじっくり学ばれることをおすすめします。
中国語の発音- 声調について
中国語には同じピンインでも、4種類の音の出し方、高さの表し方があります。これを、「声調」と呼びます。声調によって、意味が違ってきます。
”nǐ haǒ”の場合、niとhao上についている"V"のマークが声調の符号です。
4種類の声調について、"ma" でご紹介します。
第一声 mā 妈 「お母さん」
第二声 má 麻 「麻」
第三声 mǎ 马 「馬」
第四声 mà 骂 「おい」(ののしる時に使う言葉)
音の出し方は、声調符号のように出すとよいです。
第一声は、高い音で。第二声は、低い音から高く上がるような感じで。第三声は、低い音のままで。第三声は声調表記では高い音→低い音→高い音ですが、実際には低い音のままで「低く平らに」発音します。第四声は、高い音から低い音へ。
ピンインの勉強法でおすすめした『新ゼロからスタート中国語 発音編』を使って、繰り返し練習するとよいと思います。
第三声と変調
第三声は、低いままで「低く平らに」発音しますが、第三声の文字が、文の最後や文の切れ目にある場合、読み方が変わりますので注意が必要です。
第二声のように、語尾が上がります。
声調符号はそのままですが、読み方だけ変わりますので注意してください。
軽声
先ほどご紹介した4種類の声調の他に、どの種類にも属さず、短く軽く発音する音があります。これを、「軽声」とよびます。
声調符号もつきません。例えば、以下のような単語で使われます。
妈妈 māma 「お母さん」
伯伯 bóbo 「おじさん」
姐姐 jiějie 「お姉さん」
妹妹 mèimei 「妹」
読み方は、以下のとおりです。
第一声+軽声 → 軽声は、真ん中の音で
第二声+軽声 → 軽声は、真ん中の音で
第三声+軽声 → 軽声は、高い音で
第四声+軽声 → 軽声は、低い音で
オンライン中国語の活用でトリリンガルに
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おわりに
この記事では、中国語のピンインと声調についてご紹介しました。
中国語は発音がとても大切な言語です。音の出し方や高さが少し違うだけで、意味が異なる単語や文になってしまいます。そのため、中国語を勉強し始めの際は、まずは1冊問題集を用意し、発音について学ばれることをおすすめします。
最初はピンインや声調を覚えるのに時間がかかるかもしれませんが、慣れてきたらスムーズに学習が進むようになると思いますので、ぜひ頑張って勉強なさってください。