中国語検定試験4級対策-中検おすすめ勉強法や参考書
中国語能力を確かめるためのテストに中国語検定試験があります。
中国語検定は、準4級から1級までのレベルがあり、中国語の学習を始めて少し経ってから(一般大学の第二外国語において一年以上の学習程度)目指すこととなるのが4級という初級レベルの試験です。
この記事では、中検4級の試験勉強の方法とおすすめな問題集をご紹介します。
中国語検定試験4級対策-中検おすすめ勉強法や参考書
文法や単語、リスニングなどの練習をしながら、実戦形式の問題集に取り掛かります。
おすすめ問題集は『中検(R)公式ガイドブック 準4級・4級 模擬テスト各級1回付き (中国語検定試験公式ガイドブック) 』です。
中国語検定試験を実施している中国語検定協会が編集しており、CDもついているので、リスニング対策もできるのが嬉しいです。準4級の対策本としても紹介しているため、もっと勉強したいという人には『完全攻略!中検4級(中国語検定試験で学ぶ中国語シリーズ2)』がおすすめです。5週間で学習できるプログラムになっており、4級に特化した内容を学習することができます。
一通り文法や単語を勉強したら、こちらの問題集を3回り解いてみてください。問題集にわからない単語や文法が出てきた場合はその都度覚えるようにすると良いかなと思います。
中検4級の出題範囲
中検4級の出題範囲は、発音やピンインなどを含めた中国語の基礎項目です。旅行先などでの会話や簡単な中国語を聞き、話すことができるレベルです。単語は、初級用の問題集を1冊覚えれば大丈夫でしょう。
リスニング問題では、
・基本的な日常生活の短い問答
・やや長い文の内容に関する問いに答える問題
が出題されます。
筆記問題では、
・発音問題(声調、ピンイン)
・短文にあてはまる語をあてはめる問題
・日本語から中国語に訳す問題
・中国語を正しい順に直して短文にする問題
・やや長い文の空欄を埋める、内容を問う問題
・日本語を中国語に訳す問題(選択肢なし中作文)
が出題されます。
中検4級の勉強方法
ここからは中検4級合格に向けた勉強方法をご紹介します。
勉強方法は下記の5つです。
・基礎文法を覚える
・リスニングを練習する
・やや長い文の問題を練習する
・日常会話を練習する
語彙を覚える(発音、ピンイン、声調、簡体字)
中国語の単語を覚えるときは、必ず、発音し、ピンインと声調を確認、そして簡体字で正しく書けるようにする必要があります。中国語にとって、文字の読み方はとても大切な要素です。そのため、ピンインと呼ばれる文字の読み方から学びます。同じピンインでも、イントネーション(声調)によって意味が全く異なることがあります。中検4級においても、ピンイン、声調そして簡体字を問う問題が出題されます。
おすすめの問題集は、『日本人のための中国語発音完全教本』。中国語で最も大切な発音をしっかりと学ぶことができます。少し内容量が多いですが、中国語は発音ができないと、その後の学習がうまく進みません。そのため、この教材を使って発音を学ぶのが圧倒的におすすめです。
ある程度発音が身に付いたら、次におすすめなのは、『キクタン 中国語(初級編)』です。初級編は、中検4級に出題されるレベルの単語が載っていますので、この1冊を勉強するのがいいと思います。
【音声DL付】改訂版 キクタン中国語【初級編】中検4級レベル
基礎文法を覚える
中国語の文法を勉強する参考書としては『ニューエクスプレスプラス 中国語』がおすすめ。
非常に分かりやすく文法がまとめられており、各単元ごとに会話の本文があるので、文章の中で文法を理解できます。会話文も中検準4級によく出てくる文が使われいます。入門書としてはとてもおすすめ。
言語を始めるなら、どの言語においてもニューエクスプレスシリーズは大人気ですので、是非『ニューエクスプレスプラス 中国語』を使って勉強してみてください。
『ニューエクスプレスプラス 中国語』を勉強し終えたという人には、『完全攻略!中検4級(中国語検定試験で学ぶ中国語シリーズ2)』がおすすめです。
この問題集は、文法問題や長文問題などが解説も交えて載っています。文法問題は、短文を暗記してしまうぐらい何度も解きなおすことをおすすめします。
リスニングを練習する
中検4級のリスニング対策としては、基本的な中国語に慣れることが大切です。
まずは文法書としてご紹介した、『ニューエクスプレスプラス 中国語』のCDを聞きながら、毎日音読するのがおすすめです。
音読をすると、口を動かすため、頭に音が残りやすいですし、CDを聞くことで中国語の音やリズムに慣れることができるようになります。
慣れてきたら聞いた音を文字に起こす「ディクテーション」や聞いたことを何も見ずに発音する「シャドーイング」をして、中国語に慣れる練習をするのがおすすめの勉強方法です。
その後、対策問題集や過去問を解いた際にも付属のCDを繰り返し聞き、「ディクテーション」や「シャドーイング」をします。
中検4級のリスニングの練習はこの方法が一番おすすめです。
やや長い文の問題を練習する
中検準4級と4級の大きな違いは、4級ではやや長い文に関する問題が出題されることです。
『完全攻略!中検4級(中国語検定試験で学ぶ中国語シリーズ2)』において、やや長い文の問題の練習をするとよいでしょう。問題を解き終えた後は、リスニング問題の練習法でご紹介したように、ディクテーションやシャドーウィングを通して長文の内容を頭に入れておくのもおすすめです。
完全攻略! 中検4級 (中国語検定試験で学ぶ中国語シリーズ 2)
日常会話を練習する
中検は読む、書く、聞く、話すの4技能を測定するテストですので、会話の練習も大切です。4級では面接試験はないのですが、会話は早いうちから練習した方が身につくので、中検を受験するのをいい機会と捉えて会話練習も進めるのがおすすめ。
まずは中国語で自己紹介ができるように、名前の言い方、好きなものの言い方、勉強しているものなどを中国語で言えるように作文をし、繰り返し練習しましょう。
また、『ニューエクスプレスプラス中国語』などで学んだ会話文も使えるように繰り返し音読しましょう。
↓『ニューエクスプレスプラス中国語』
その後、オンライン語学教室などで中国語の会話をするのも練習に最適。
最近ではオンライン英会話教室がリーズナブルな価格で質の高いオンラインのレッスンを用意しており、オンライン教室を利用することで、中国語会話の練習を効果的に行うことが可能です。
中検4級のおすすめ問題集
【音声DL付】中検(R)公式ガイドブック 準4級・4級 模擬テスト各級1回付き (中国語検定試験公式ガイドブック)
まず、おすすめ問題集は『中検(R)公式ガイドブック 準4級・4級 模擬テスト各級1回付き (中国語検定試験公式ガイドブック) 』です。
中国語検定試験を実施している中国語検定協会が編集しており、音声は無料でダウンロードできるので、リスニング対策もできるのが嬉しいです。
完全攻略! 中検4級 (中国語検定試験で学ぶ中国語シリーズ 2)
もっと勉強したいという人には『完全攻略!中検4級(中国語検定試験で学ぶ中国語シリーズ2)』がおすすめです。5週間で学習できるプログラムになっており、4級に特化した内容を学習することができます。
一通り文法や単語を勉強したら、問題集を3回り解いてみてください。問題集にわからない単語や文法が出てきた場合はその都度覚えるようにすると良いかなと思います。
おわりに
中国語検定は、準4級から1級までのレベルがあり、中国語の学習を始めて少し経ってから(一般大学の第二外国語において一年以上の学習程度)目指すこととなるのが4級という初級レベルの試験です。
この記事では、中検4級の試験勉強の方法とおすすめな問題集をご紹介しました。
検定の合格を目指して学習することも、語学力向上における大きな助けとなると思います。中国語を勉強し始めた人は、中検4級合格を目指して学習してみてください。中検4級が少し難しいと感じる人は、中検準4級合格から目指してもいいと思います。