中国語検定試験準4級対策-中検おすすめ勉強法や参考書
中国語能力を確かめるためのテストに中国語検定試験があります。
中国語検定は、準4級から1級までのレベルがあり、中国語を勉強し始めて最初に目指すレベルの試験です。
この記事では、中検準4級の試験勉強の方法とおすすめな問題集をご紹介します。
中国語検定試験準4級対策-中検おすすめ勉強法や参考書
文法や単語、リスニングなどの練習をしながら、実戦形式の問題集に取り掛かります。
おすすめ問題集は『中検(R)公式ガイドブック 準4級・4級 模擬テスト各級1回付き (中国語検定試験公式ガイドブック) 』です。
中国語検定試験を実施している中国語検定協会が編集しており、CDもついているので、リスニング対策もできるのが嬉しいです。
一通り文法や単語を勉強したら、こちらの問題集を3回り解いてみてください。問題集にわからない単語や文法が出てきた場合はその都度覚えるようにすると良いかなと思います。
【音声DL付】中検(R)公式ガイドブック 準4級・4級 模擬テスト各級1回付き (中国語検定試験公式ガイドブック)
中検準4級の出題範囲
中検準4級の出題範囲は、単語約500語や日常のあいさつなどから80語程度が出されます。単語は、初級用の問題集を1冊覚えれば大丈夫でしょう。
リスニング問題では、単語の発音や数、日常生活の問答やあいさつ表現の問題が出題されます。
例えば、「おばさん」や「4時10分」の発音はどんな音か4択から選んだり、
「人に謝る時」の中国語を4択から選んだりする問題です。
対策問題集のCDを何度も聞いて、中国語と日本語の意味がわかるようにしておくとよいでしょう。
また、リスニング問題では、音を聞いて、その音のピンインを答える問題もあります。
ピンイン表記も問題集などで読めるようにしておく必要があります。
筆記問題では、基本的な単語のピンインを4択で選ぶ問題も出題されます。
簡体字が書けるだけでなく、ピンイン表記もわかるように練習しておくとよいでしょう。
また、基礎的な文法事項や単文の組み立て(並び替え問題)が出題されます。
例えば、以下のような問題です。
「わたしたちもみな学生です」を、下の①~④の単語を並びかえて書きなさい。
我们 [ ][ ][ ][ ]。
① 都 ② 学生 ③ 也 ④ 是
こちらも、問題集を3回回り解くなどして練習しておくとよいでしょう。
最後に、「飛行機」を簡体字で書きなさいなどといった簡体字を書く問題も出題されます。正しく簡体字を書けるように勉強しておくとよいでしょう。
中検準4級の勉強方法
ここからは中検準4級合格に向けた勉強方法をご紹介します。
勉強方法は下記の5つです。
・文字の書き方(簡体字)を学び、単語を読めるように書けるようにする
・基礎文法を覚える
・リスニングを練習する
・自己紹介などの会話の練習をする
読み方(ピンイン)を学び、簡体字を読めるようにする。
中国語にとって、文字の読み方はとても大切な要素です。そのため、ピンインと呼ばれる文字の読み方から学びます。同じピンインでも、イントネーション(声調)によって意味が全く異なることがあります。
ピンインと声調
ピンインとは、中国語の文字の読み方をアルファベットで表したものです。声調とは、中国語の文字1つ1つに定められている音の高低のことです。中国語には、4つの高低があるため、「四声」と呼ばれます。まずは、ピンインと声調を覚えていく必要があります。
例えば、「こんにちは」は、以下の通りです。
中国語:你好
ピンイン:ni hao
声調:第三声 第三声
おすすめの問題集は、『日本人のための中国語発音完全教本』。中国語で最も大切な発音をしっかりと学ぶことができます。少し内容量が多いですが、中国語は発音ができないと、その後の学習がうまく進みません。そのため、この教材を使って発音を学ぶのが圧倒的におすすめです。
また、付属のCDもあるため、音を聞きながら発音とピンインを学んでいくことができます。中国語はまずは発音とピンインが大切なため、この1冊を使って学ばれることをおすすめします。
文字の書き方(簡体字)を学び、単語を読めるように書けるようにする
ピンインと声調を覚えたら、次に簡体字と呼ばれる文字の書き方を学びます。簡体字は日本語の漢字と大きく形がかわる文字もあるため、一つずつ丁寧に覚えていくとよいです。単語帳を使い、出てきた単語の簡体字を学んでいくという学習方法がよいと思います。
中国語の単語を勉強する参考書としては『キクタン 中国語(入門編)』がおすすめ。
入門編は中検準4級レベルの語彙がまとめられています。言語を学ぶときに語彙を増やすなら、どの言語においても「キクタン」シリーズは大人気ですので、是非『キクタン 中国語(入門編)』を使って語彙の勉強をしてみてください。
【音声DL付】改訂版 キクタン中国語【入門編】中検準4級レベル
基礎文法を覚える
発音や簡体字を学んだ後は、文法を学んでいくとよいと思います。
中国語の文法を勉強する参考書としては『ニューエクスプレスプラス 中国語』がおすすめ。
非常に分かりやすく文法がまとめられており、各単元ごとに会話の本文があるので、文章の中で文法を理解できます。会話文も中検準4級によく出てくる文が使われいます。入門書としてはとてもおすすめ。
言語を始めるなら、どの言語においてもニューエクスプレスシリーズは大人気ですので、是非『ニューエクスプレスプラス 中国語』を使って勉強してみてください。
リスニングを練習する
中検準4級のリスニング対策としては、基本的な中国語に慣れることが大切です。
まずは文法書としてご紹介した、『ニューエクスプレスプラス 中国語』のCDを聞きながら、毎日音読するのがおすすめです。
音読をすると、口を動かすため、頭に音が残りやすいですし、CDを聞くことで中国語の音やリズムに慣れることができるようになります。
慣れてきたら聞いた音を文字に起こす「ディクテーション」や聞いたことを何も見ずに発音する「シャドーイング」をして、中国語に慣れる練習をするのがおすすめの勉強方法です。
その後、対策問題集や過去問を解いた際にも付属のCDを繰り返し聞き、「ディクテーション」や「シャドーイング」をします。
中検準4級のリスニングの練習はこの方法が一番おすすめです。
自己紹介などの会話の練習をする
中検は読む、書く、聞く、話すの4技能を測定するテストですので、会話の練習も大切です。
準4級では面接試験はないのですが、会話は早いうちから練習した方が身につくので、中検を受験するのをいい機会と捉えて会話練習も進めるのがおすすめ。
まずは中国語で自己紹介ができるように、名前の言い方、好きなものの言い方、勉強しているものなどを中国語で言えるように作文をし、繰り返し練習しましょう。
また、『ニューエクスプレス』などで学んだ会話文も使えるように繰り返し音読しましょう。
その後、オンライン語学教室などで中国語会話をするのも練習に最適。
最近ではオンライン英会話教室がリーズナブルな価格で質の高いオンラインのレッスンを用意しており、オンライン教室を利用することで、中国語会話の練習を効果的に行うことが可能です。
中検準4級のおすすめ問題集
【音声DL付】中検(R)公式ガイドブック 準4級・4級 模擬テスト各級1回付き (中国語検定試験公式ガイドブック)
文法や単語、リスニングなどの練習をしながら、実戦形式の問題集に取り掛かります。
おすすめ問題集は『中検(R)公式ガイドブック 準4級・4級 模擬テスト各級1回付き (中国語検定試験公式ガイドブック) 』です。
中国語検定試験を実施している中国語検定協会が編集しており、CDもついているので、リスニング対策もできるのが嬉しいです。
一通り文法や単語を勉強したら、こちらの問題集を3回り解いてみてください。問題集にわからない単語や文法が出てきた場合はその都度覚えるようにすると良いかなと思います。
おわりに
この記事では、中国語を勉強し始めて最初に目指す中国語検定準4級の勉強方法とおすすめな問題集をご紹介しました。
検定の合格を目指して学習することも、語学力向上における大きな助けとなると思います。中国語を勉強し始めた人は、中検準4級合格を目指して学習してみてください。